| 言葉達 006 007 008 009 010 あたしは奪おうと必死で歩くの 焦るのは禁物 知っているから 加速なんかはせずにゆるやかであるがままに あたしは奪おうと必死で歩くの くらり、目の前がどれだけ眩暈に憚れようとも 眩暈 2007.04.22 ↑ 酷く拙い感情で 何が生み出せるの 貪欲さにまみれて芽吹くものさえ いつかは困憊に苦しむというのに 富にあふれたあなたのこころで 掬えるものがあるならば あたしは汚れちゃいないでしょうに 懺悔を望む来世など 確かなものも掴めないままで 把握などできない ましてや幸せになどなれない あたしの孱さを説き伏す前に あなたの勁さを見つけてみてと 無期限に泣くその前に していいことと わるいことの区別も 無理だと手を挙げかねないほど どこで間違ったのだろ? なにを取り違えたのだろ 成すべきことと 果たすべきことの 根本的な嘘だって あばけずにいたのよ もう手遅れだわ 2007.04.27 ↑ 寸分の力にもならぬ努力を どれだけ費やせばよいのかと そう遠くもない 腕の距離で満たせそうなほどの 近さで感じているのは本当で 嘘なんかこの身で吐けやしない 穏やかさにも怯えていたくせして 戦慄の前でどう虚勢を張れると 覚束ない口調で戯言をぬかすのか どうせ無知な大人になるのなら 汚れた餓鬼でかまわないわよ ネクストイージー お前は何を あたしの皮肉で裁けると云う ネクストイージー お前は何処で 嘲笑う声押し殺してるのよ 泣けないあたしを莫迦にするなら 泣かないあなたも同じこと 寸分の力にもならぬ努力を どれだけ費やせばよいのかと そう遠くもない 例えば不意に過ぎる距離感が あたしの中で響いたとしても 休息など与えてくれなかったでしょう? ネクストイージー 2007.04.05.02 ↑ 見上げてばかりの雲間の先 青柳の糸のように、 風で揺られて ふらり靠れて 突き放されては声を嗄らして 宛て先もない雁金を送ります 「愛している」 ただそれだけの言葉で 何が掬えるのか 知らず 夢の淵で出会えたなら それだけで 御伽噺になれるでしょう 泪が乾くその前の静けさは今も 私の心を閉ざしています 爪先立ちでも見えない朝が 常盤の山となればいいと いつだって 想えていたのかは、 逢いたい時 手を伸ばせば届く距離に 叫ぶような 熱 持たず 夢の淵で手重ねるとしたならば 愛(かな)しいのだと気付くでしょう 想蜜 2007.05.18 ※やまとことば ・青柳の糸…乱れ易い ・雁金…恋文 ・常盤の山…いつまでも変わらない ↑ 少しの隙間もないような 防衛壁を崩してみては如何? 指先の荒れ具合を感じ 生きてく上での難題か 懐かしい景色にさよなら 新たな居住地にお辞儀「よろしく」 インターホン 音 煩いと喚いて 独りの意味を知るんだろう ガラス越しの影を見て 憧れるのは 目に見えてる 手が知りたくて来た訳じゃないけど 「嫌い」伝える訳でもないから 汚れてる なら掃き掃除 埋もれた有頂天を待つの 街角の灯りの下 凍えてる振りって、ない、こともない 母の安堵した顔が癒しなら 父の厳しい声はけじめの為 彼方にとっての私が さあ 埋もれた有頂天になるのを 待つの 引越し先は207 2007.06.01 ↑ |