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触れ合う肌の感覚はとても気持ちがいい。 柔らかな感覚とゆっくりとした体温の行き交いが私を和ませ、そして高揚させる。 ゆっくりと彼の背中に手を回せば彼は少しだけ身を捩り同じように私の背中へ手を回した。 こんな小さな動作がお互いを求め合っているということを示唆しているようで思わず笑みが零れた。 そんな私の笑みを感じたのか彼は私の首元へと顔を埋め、頬擦りをする。 くすぐったい。そう言えばより強く顔を擦り付け、そんな彼に対して私は呆れたようにまた彼を抱き返す。 そして小さな痛みが首筋を駆け抜けた。あ、キスマーク。 首筋には付けないでほしかったのに――なんて言うけれど本当はとても嬉しかったりする。 ただこの温かで幸せな場所は私を誰よりも不安にさせる。 永遠なんてないことは知ってるから、いつかこの時間が崩れることも知っている。 でも切に願うのよ、ずっと続けば良いって。 なんて傲慢で我侭な願いなんだろうって自分でも思うんだけど思わずにはいられない。 そんなこと彼に言えるわけが無いから私はぎゅうっとまた縋りつく。 やっぱり彼は抱き返してくれる。幸せだ。 ・・・ああ、でも甘い味にも飽きてきたかもしれない。 そう思って私はそっと彼の肩へと噛み付いた。 血の味がする。けれど甘い味には丁度いいと思えるぐらいの刺激が舌に伝わった。 彼が不意に顔を上げた。痛かったみたい。 だから労わるようにして舌を這わせた。 なんて言うけれど本当はもっとその味を求めていただけ。 そうしたらまた甘い味が欲しくなるって分かってるから次はキスしてって言ってみようかな。 甘いだけじゃつまらないのよね、時折刺激だって欲しいのよ? |