私は寂しい。
この手がこの足がこの力が仲間を守る為ではなかったということに気付いたからだ。 寧ろこの私は仲間を守るどころか滅する為に在る存在なのだと、知った。 鳴り止まない破壊衝動の矛先を向ける所を間違えていた。 そもそも物語は私が思うシナリオと間逆に加速していただなんて。 嗚呼なぜ神は主はこれほどまでに残虐な立ち位置を私に? 強大過ぎる力なんて欲してなどいなかったのに。


しかし私は、救うべきものを救うべくして生きたいと願ったのだ。 救えないものを救えないままで置き去りにするのなら、せめて救いたい。 でもこれはその『もの』が愛おしいから救うのではなく ただ単にその『もの』が『救える』という状況に置かれていたから、ただそれだけだ。 愛おしく思うだけなら迷わず私は私の仲間を選ぶ。 でも現状なんて、食い違っていて当然でしょう?



晒される殺戮と欺瞞に痴れる希望




2007.11.11